第1回 屋根葺材 コロニアルVS瓦どちらがいいの?

 屋根は住宅の外観を大きく左右させますよね。瓦やコロニアル・板金などいろいろとバリエーションに富んでいます。どれを選ぶか迷いますよね〜
でも屋根材による機能の違い皆さんご存知ですか?
施主が知っておきたい建築知識講座第1回は屋根材の機能性、そして選定のポイントについて考えていきます。

屋根材の種類

ハウスメーカーやビルダー・工務店の仕様書を見ると屋根材の標準仕様が書かれていると思います。よく使う材料は、次の材料だと思います。

この3種類についてこれから比較していきます。

屋根材の選定による耐震性の違い

 一般に、屋根の重さが軽いほど耐震性は向上します。


では屋根材の違いで屋根の重さがどれくらい違うのでしょうか?
下の表は屋根の面積1坪当たりの重量になります。

屋根の材料 坪(3.3u)あたりの重量
コロニアル 約 62kg
陶器瓦 約 139kg
防災陶器瓦 約 100kg
セメント瓦 約 144kg

 結構重量がありますね。 では30坪くらいの家で屋根材の重量はどれくらいなのでしょうか? 総2階の家でおおむね屋根の面積は24坪程度になりますから計算してみますと、

屋根の材料 屋根重量
コロニアル 約 1488kg
陶器瓦 約 3336kg
防災陶器瓦 約 2400kg
セメント瓦 約 3456kg

コロニアルがとても軽いものだとわかりますね。 メーカーさんの"屋根を軽くして耐震性を向上〜"というキャッチコピーも納得がいきます。
さて、表の中にいきなり登場した"防災瓦"ですが、これはハウスメーカーがよく採用している瓦で建物の耐震性を向上させる為に、従来の瓦よりもかなり軽量化されています。

耐震性を気にされる方はコロニアル屋根を検討したほうが良いようです。 瓦にこだわりたい方は防災瓦がいいと思います。

耐候性の違い(メンテナンスの必要性)の比較

 コロニアルやセメント瓦は表面が塗装されていますので、築10年を過ぎたあたりから表面が劣化してきます。 つまり10年に1度程度塗装をしてあげる必要があるのです。メンテナンスをお怠ると表面だけでなく、屋根材自体も劣化してしまうので注意してください。
では、瓦はどうでしょうか? 陶器ですので基本的に表面の劣化はほとんどありません。 ただし、地震などでずれてしまった場合などに修理が必要になる場合があります。 後にかかるメンテナンスの金額を考慮に入れると、陶器瓦を検討したほうが良いと思います。

耐火性能

 屋根材はもともと建築基準法で不燃材としなければならない。という規定があるので、国が認定した不燃材料とする必要があります。つまり認定を受けていれば所定の耐火性能を満たしているということになります。

まとめ

建物の耐震性を少しでも良くしたいという人にはコロニアル屋根をお勧めします。
建物のメンテナンス費用を掛けたくない場合は瓦屋根を選択するのがいいようです。 ただし、セメント瓦はメンテナンス費用がかかりますので避けたほうが良いでしょう。 両方を気にしたい場合は防災瓦を選択すると良いと思います。





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